えり

バービーのえりのネタバレレビュー・内容・結末

バービー(2023年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

小さい頃にお人形遊びの経験がある人には、必ずどこかでクスリと笑ってしまう作品ではないでしょうか。まあ私はリカちゃんで育ったんですけど。
そんなことはさておき、どうしてみんなバービーをはじめとするお人形に夢中になるのか。その答えがバービーランドにあります。
ただ、本作の「バービー」はある時から「死」を意識してしまう。
それだけでもとんでもないことなのに、人間界に行ってその現実を目にして彼女は自分が信じてきた「自分が愛され、感謝される存在」であるというアイデンティティをぶち壊されてしまうという……あまりに辛い😂
ただ私はライアン・ゴズリング演じるケンがとにかく愛らしくも痛々しくてたまりませんでした……あんなに鬱陶しいのに憎めない。

ラストは「人間になることによってつるぺたの股間から性器を手に入れたバービーが、永遠に昨日も今日も明日も楽しい世界から抜け出した代わりに自分自身をすべて手に入れた」と理解したのですが、さて。

音楽がどれもこれよくて素晴らしかったです。
えり

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