ボギーパパ

バービーのボギーパパのレビュー・感想・評価

バービー(2023年製作の映画)
4.1
劇場2023-59 熊P

本国では少々やらかしてくれた方のおかげで『オッペンハイマー』と併せて話題となった本作。まぁ話題にならなかったとしてもマーゴット・ロビー様がご出演とあらば、そりゃ鑑賞するに決まってます。

監督はグレタ・ガーウィク。女性の生き方・生き辛さにフォーカスを当てた作品の名手。
しかし予告編を見る限り、込めてくるのかなんとも能天気な風情。ここにどういったメッセージを込めてくるのか、期待が募る。

なんともポップなオープニング!
『2001年宇宙の旅』のパロディは最高。
そしてピンクピンクピンク!全てが完璧な「女性中心」の社会。みーんなバービーで、みーんなケン。除くアレン、、、そしてケンはあくまでバービーの添え物、、、全てがバービーにとって「パーフェクト」な世界であったのだが、しかし定番バービーに異変が起こりバービーランドが、、、という運び。

そして全て端折っていうと結局、男も、女も、自分らしく、ありのままの自分を大切にして生きていこうというメッセージがこれでもかと詰め込められた作品。何者でもなかったものが何者かになっていくストーリーだそうな。

面白かったけれども、マテル社・バービー人形の世界を私はわかっていなかったため、今一つ乗り切れなかった。どんな商品が売られていて、どれが人気で、どれが不人気で、などなど歴史的な経緯など知っていればもっと楽しめたのであろう。

まぁ、兎にも角にもマーゴット・ロビー様の美しさに充分触れることができたのだからよしとしよう。
あ、ライアン・ゴズリングのお間抜けぶりはなかなかのものでしたね(^^)

そして面白かったのはエンドロール。
みーんなバービーでみーんなケン(^^)
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