「男性女性全方位を皮肉に笑い飛ばす社会派コメディ!」
製作発表時に監督・脚本がグレタ・ガーウィグと知って楽しみにしていた作品。期待以上の出来でした!
男性のみならず、女性に対してや、発売元のマテル社、資本主義などあらゆる方面に対してシニカルな笑いが満載でした。
見た人の価値観によって感想にも違いがでそうな多面的な作りに本筋は誰もが楽しめる王道のコメディだったりと複層的な作りがあっぱれです。
後半のマンスプレイニングの有害性には自戒の気持ちもありつつ(特に映画解説のくだりw)客観的に男性のおかしさを的確にも鋭く描いてくれて劇場には海外のお客さんも多かったですが笑いに溢れてました。
ケンにもしっかりスポットが当たる作りで、ライアン・ゴズリングの演技も素晴らしかったです。
さすがグレタ&ノア・バームバックの脚本作品。ただのオモチャ映画には終わらせない、味わいがいのある深い作品でした。色んな批判や意見が出る部分も含めていい作品だったかと。