ロビーがバービーを題材にした作品にグレタガーヴィグ+ノアバームバックを起用するなんて裏があるに決まってるんだけど、案の定というか面白かった!
各方面に寄り添いつつ、グサリと刺す部分もありつつ。つい、大丈夫だったかな…?と自分を振り返ってみたりして。
かなり丁重に説明が入る作品ではあるものの、結果として米国でスーパーヒットしてるのを見ると賢いし、単純な入れ替え構造だけじゃない構成や、現実世界を虚構風に描くバランスもやっぱ賢い。
…本国で男女入れ替えメタファーということに気付かず怒り出す観客もいて、という記事を見かけたんだけど本当なのかな?
シムリウがイケてるケンとして登場してるのも嬉しかったし(実際の人形のアジア系ケンもイケてる)、MtoF俳優のハリネフがトランスとしてではなくナチュラルに登場してたのもよかったな。
アメリカフェレーラのこれ以上ないくらい直球で、胸を打つ演説は定期的に聴きたい。