2023年 アメリカ🇺🇸
なんやかんや言ってもかなりのお気に入り映画
8月の公開直後に鑑賞したのだけれど、上手く感想がまとまらず
再鑑賞したらFilmarksにあげようと思っていたら10月になってしまいました💦
結局、3回も見ちゃいました
ピンクまみれのお人形さん映画だと思って観たらダメ
これがグレタ・ガーヴィグ監督の「多様性」なんですね
かなり面白くてかなり共感してしまいました
でもバービーたちの罠にハメられたケンたち…あれって女性たちの思い込み?いやいや実際そうなのか?苦笑いしている男性が多そうです
以下ダラダラ感想です
冒頭の演出から良かったぁ
『2001年宇宙の旅』的演出も良かったけど、「バービー」という“巨大”な存在の登場の仕方が良かったです
ALL PINK♡の全てが完璧なピンクワールド
ここに住むバービーは政治家、裁判官に宇宙飛行士、人魚にだってなれる
現実の世界は…
女性に対するあからさまセクハラ、性差別を分かりやすく表現
“男らしさ”に気が付いたケンの描き方も最高!バカすぎてバカすぎるのだけれど誰もがやっているじゃないか?
何故、男はマウントをとりたがるのか
『ゴッドファーザー』のくだりは…誰しも要注意
最終的にはバトル!男とは勝ち負けにこだわり、争いで決着をつけたがるイキモノ💦
“I‘m Just KEN”🎵
やっぱりライアン・ゴズリングは何をやっても男前、歌い方も踊りも男前だった
ちなみにギターはGuns and RosesのSlash🎸
何気にシム・リウも良かったりして
圧巻はアメリカ・フェレ―ラが女性として生きる不満不公平さを吐露する場面
多くの女性が思っていたことを見事に代弁してくれた
(ちょっと説教くさくも感じたけど)
完璧よりも大切モノ
男女互いの極端な意見や世の中の思い込みをファンタジーという世界に代えてソフトながらもストレートに表現していて、この監督のいつもの“拗れ女子映画”よりも格段に分かりやすくて、そしてラストもすっきり
監督だけじゃない、プロデューサーのマーゴット・ロビーの意向も反映しているんだろうな
自分が最初に本作を観たときは周りの席には多くのピンクコスの外国人だらけで、いろんな箇所で大爆笑していた
日本人に分からない「バービーちゃんあるある」があるんだろうな、詳しく教えてもらいたい