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バービーのdramaのネタバレレビュー・内容・結末

バービー(2023年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

うーん、私には合わない。つまらなかった。ダンスパーティも楽しそうに見えずむしろ息苦しくなった。自分はパリピにはなれんなと。
フェミニズムポリコレで頭でっかちな印象。女性が虐げられてきたということは事実でそれは改められなければならないことは当然なのだけれども、ケンの扱いが雑。男は雑にあつかっていいという考えに陥ってしまいがちなことがTypicalなフェミニズムの罠だと思う。彼を「おまけ」といってしまうことは、女はおとこの引き立て役でしかないというマチズモに対する復讐なのだけれど、復讐をしてしまうと説得力がなくなる。最後にちょっとだけそれを救うmeという話はあるが取ってつけた感があった。ケンは最後までバービーにお伺いを立てないといけないし、下っ端の裁判官の職しか与えられないし、最後まで家が与えられない。男が女を支配するのはダメで、女が男を支配するのはOKというメッセージになってしまっていたと思う。誰かが誰かを支配するということが問題という本質が見失われてしまっていた。
また、何も考えなくて楽しいという人もいるのも確かで、それは単純に間違いだったと隠してしまう感もフェミニズムの罠だと思う。
最後の、「死をかんがえるバービー」という話は面白いのだが、これもお題目だけでリアルな死の予感などは全く出てこないので頭でっかちな空虚感があった。
最後の婦人科も?になった。それが生とつながったということか。半端すぎるのではないかと思った。これは女性が自分の身体に向き合うことの恥ずかしさを突破したという意味だったそうだ。そういわれれば、「なるほど」とは思うが、映画としては唐突感は否めなかった。



宇多丸さんが、マーゴットロビーの素の悲しさを演じるところがいいといっていて、それは確かによかったなと思う。
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