グレタに感謝！あなたの作る作品をずっと見ていきたい！
確かに男VS女な演出はバイナリーだけど、あくまで男女平等を描くために極端な演出にして、わかりやすく且つ皮肉ってるのかなって思う。
バービーが現実世界に入った瞬間に感じるあの違和感が忘れられない。男性からの自分の顔や体への目線。格好、仕草が社会が言う女性像に外れてないか、常に視線を感じるあの居心地の悪さ。一方ケンは、強さとか「男らしさ」の持つ優越性にすんなり馴染んで、むしろ感化されていく。
社会と関わる中で、明らかに男女に中で差がある。足を閉じなさい、言葉遣いに気をつけなさい、男性に嫌われないように、同性にも好かれるように…当たり前になっちゃったことがパラパラと崩れていくようで、ああこんな負担を背負ってたんだって思った。
女性としての周りからの圧と、平等に、人として見られたいっていう自分から自分への圧で押し潰されそうになる。自分が人として弱いのか、女だから弱いのか分からなくなる。
でも女性の社会進出って、別に女性が「すごく」なることがゴールじゃない。すごく無くて良い、自分で十分だよって言われた気がした。
バービーが体現してくれたおかげで、少なからずあの時の、少女時代の自分に届くものがあった。
