mako

バービーのmakoのレビュー・感想・評価

バービー(2023年製作の映画)
3.9
《“完璧”よりも大切なもの》
◎78点

監督・脚本: グレタ・ガーウィグ。
字幕: 野口尊子。

キラキラスイートな映画かと思ったら、そこはグレタ・ガーウィグ監督だから違ってた。
そんな事は分かってたけどね笑
いろいろ考えさせられました。

その前に、バービーランドの再現度が高い✨
と、思う😅
私、バービー人形で遊んだことがなくバービーのお家とか知らないのよね💦
でもバービーランドは夢のような世界‪で可愛いがたくさんありました💗
ピンク色が眩しい💗

★バービーランドの紹介★
🩷完璧な毎日が続く!
今日も明日も明後日も!
🩷みんな名前はBarbie、ken!
🩷挨拶は必ず
「Hi,Barbie」「Hi,Ken」
🩷雨は降らない
毎日晴れ、毎日夏!
🩷夜は毎日ダンス!パーティー!


バービーランドで驚いたのは、いろんなバービーがいたこと。
いろんな職業のバービー(大統領や宇宙飛行士など)、ぽっちゃりさん、妊婦さん、有色人種、車椅子、人魚のバービーまでいて、その多様性に驚き革新的だなと思いました。
だから冒頭のシーンの意図は分かるけど少しやり過ぎ感は否めない。それと有名な映画のパロディになってるけど、パロディじゃない方が良かったんじゃないかな。

バービーランドでは、バービーが主役でケンは添え物、当たり前だけどなんだかケンがおざなりになってて気の毒に思えた。
ケンがバービーとリアルワールド(人間界)に来て、男性優位を知り嬉しくなりバービーランドでケン優位に改革した気持ちは分かります。
ただどっちにしても、性の上下はなくならないのね、と。
いつか上下から横になる時がくればいいな。
あと、アランという男性人形もいたけどケンより影が薄かった。

本作では、性差間の問題だけでなく、自己認識の大切さ、成長が描かれていた。
観てよかったと思ったけど、少ししんどいなと思う所もあった。
それは、何者かにならないといけないのか、ということ。
いろんなバービーがいると書いたが、それは良い事でもあるけど裏を返せば何者かにならないといけないのか、と思ったり。

あと、人間界でバービーを作っているマテル社に行った時の事、重役達が男性しかいなかった。
これを見て、アイドルを作るのはおじさん達というコントを思い出した笑
男性が作る女性像みたいでなんだかなと思った。

バービーが人間界で老婆に出会った所は(街中とマテル社内、2回)、印象的でした。

バービー役のマーゴット・ロビー、可愛かった💓
ケン役のライアン・ゴズリングも良かった。腹筋が割れてて体が鍛えられていた笑

エンドロールで実物のバービー、アラン、ケンが紹介されていた。



観客 7人(内男性1人)
劇場鑑賞数 #101
2023鑑賞数 #112
mako

mako