「フォレスト・ガンプ」のように老いる美しさも出てくるし、グレタ・ガーヴィグの「肩書きや優れたものがなくてもよくて、自分の好きなことや興味によって、一歩踏み出して進む」物語がまた観れて良かったし、今後もいくらでと観たい。
予告編の通り、映像はめちゃくちゃに可愛い。私もバービーはファッション見るだけで、昔から好きだったし、あのガーリーでイラストを見ているだけでワクワクする!
何よりも嬉しかったのは音楽。
そもそもビリー・アイリッシュが主題歌に決まったときから嬉しく、ただバラードでどうなるのか?と思ったら、しっかりいいシーンでかかってた。
Lizzoのお目覚めソング「PINK」から始まり、大好きなデュア・リパのダンスナンバー、HAIM、そしてサム・スミス……という豪華さ。
人形のドールハウスのおうちや世界観可愛い〜。たまらない!
横からぶった切って生活を垣間見れるのは、「トゥルーマン・ショー」感がある。
バービーランドと人間界を行き来する可愛い移動シーンはCGないそうで、可愛い。
内容は多くのレビューにあるようにグレタ・ガーヴィグがこれまでのバービーとか「女はこうあるべき」にドンドン物申して行く。
お母さんだってバービーを楽しんでいいし、何か特別なものにならなくていいし、恋だってしなくていい。(本作だとケンと一緒にはいて堂々と恋してない)
ただ可愛いだけじゃない、素敵な作品。
以下ネタバレ
・ラストシーンの「婦人科検診に行くわ!」のセリフ、痺れに痺れちゃったよね。グレタ・ガーヴィグじゃないと、こんなの思いつかない!