このレビューはネタバレを含みます
俺は男だから、この映画内で描かれる内容なら男社会のほうが魅力的だったな。幼稚で馬鹿で助平で自信がなくて助け合って戦争しても最後は仲直りって良いじゃない。洗脳っていう言葉を使うことで強引に男を悪者にすることしかできなかった印象だ。
一方で女社会はピンク大好き!ハート大好き!容姿が大事!だけでは魅力がなかった。もっと魅力的なことがあるんじゃないか。ステレオタイプな女像を避けようとしたら子供生むことしかなかったという結論ではつまらなさ過ぎる。
問題点については饒舌だが理想を語る番になると消極的になってしまったのは残念だけど、それでもバービーを作っていた会社が時代の変化を受け入れてなんとかしようという姿勢でこの映画を作ったことは素晴らしいと思う。
テーマが繊細だから言いづらいけど、ウィルフェレル関連とかのコメディ部分はまあまあスベってたと思うし、主人公を助けに戻る理由がなかったし、親子の距離もふわっと縮まったし、読書感想文を書かない気持ちで見ると、おもしろい映画ではなかった。