クリーム

バービーのクリームのレビュー・感想・評価

バービー(2023年製作の映画)
3.5
世界観とか良いし、伝えたい事も攻めてて、嫌いじゃないけど苦手な歌って踊るの時間が苦痛だった。アメリカ·フェレイラ(アグリィ·ベティ)が大人になって痩せててビックリしたけど、彼女が出て来てから面白かったです。伝えたい事、理解出来ますけど、普通に感じてしまった。

ピンクだらけの世界バービーランドでは、様々なバービーと様々なケンが幸せに暮らしていた。毎日繰り広げられるパーティ、ドライブ、サーフィン。だがある日、バービーの体に異変が起こる。その原因を解き明かすため、彼女はケンと一緒に人間の世界に旅に出ることとなった。



ネタバレ↓



現実世界について来たケンは、男性に権限があるのを知り、衝撃を受け、影響受けまくりで、バービーランドに帰りケンが権力を握る世界に他の者達を洗脳してしまった。
バービーは持ち主の子サーシャに近づきますが、実は、バービーとリンクしていたのは、母親のグロリアだった。彼女は、マテル社の社員。マテル社の社員達は、バービーがこの世界にいる事を知り、箱に戻そうと狙っていました。それを助けたのは、グロリアとサーシャ親子。3人でバービーランドに向かうとケンの支配が始まっていた。グロリア達は、変わり者のバービー達とアランと共に落ち込んだバービーを奮い立たせ、他のバービー達やケン達の洗脳を解いていった。そして、ケンと話し合うバービー。ケンがバービーの付属品としてしか存在意義のなかった自分に悩んでいた事を知り、謝ります。そして2人は和解。 そこに、マテル社のCEO達とバービーの創始者であるルース·ハンドラーが現れ「物語を貴方達で選んでほしい」と、バービーたちに語りました。
その後、バービーは、サーシャとグロリアに連れられ、産婦人科に行きます。名前を聞かれ「バーバラ·ハンドラー」と笑顔で答えます。彼女は、人間になる事を選びました。

グレタ·ガーウィグ監督の作り出すバービーランドは、ピンクだらけだけどセンスが光る大人も観ていられる世界観で素敵だった。まさかの若干ミュージカルに眠くなりながら(巻き戻した…)痛烈な社会批判を楽しんだ。
理想的な見た目の人形だったバービーから、何にでもなれる女の子バービーへ。この辺は、ちょっと今更感が…。
男性が女性の陥っている状況を理解し、女性が男性の立場を理解する相互理解は、凄く良かったです。
ただ、白人金髪美女のバービーのみが自由選択出来るの?他の人種で完璧とは言い難い人形達は、自由にならないの…?が残ってしまった。せっかく多種多様なバービーが出てたけど、そちらは、出しただけに見えたのがJapanese代表としてはちょっと…。あんまりにも高評価で、違和感が残ってしまった。

※コメディとして、お股はツルペタは、面白かった。後、ライアン·ゴズリングのケンが気持ち悪くて最高でした。
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