見るからにキラキラな世界観で軽い感じのハッピーなストーリーなのかな?と思っていましたが、冒頭の「2001年宇宙の旅」オマージュのシーンがなかなか攻めてて、これは結構ダークな面も含んだ話かもしれないと感じました。若い女性より、この映画に出てくる母親世代に刺さる作品なのかもしれません。
女性優位の世界と男性優位の世界の対比には考えさせられるものがあります。最終的にはなんとなく良い感じにまとまるものの、結ばれてめでたしめでたしにならないところが現代っぽい。
母親幻想から解き放たれ、女性も自由を謳歌し、今はそれにすら縛られることなく個々を尊重する風潮となっています。その先にはどんな未来があるのでしょうか。
ラストの台詞ですが、私はストレートに「ツルペタお股」からのオチかなと思いました。ですが何か他の意味も含まれていそうですし、考察したくなる終わり方でした。