バービー大好きなので、レンタルにてようやく鑑賞！
世界はピンク色なのに、内容がブラックすぎ！
でも、面白かったです！
リカちゃんもバービーもどちらも大好きなので、作品の始まりから大興奮だった。バービーランドが「人形」の世界という感じで、着せ替え感もあって、小物といい人形たちといい、とても凝ったつくりで楽しい！ケンたちの扱い方には驚いたけど、ライアン・ゴズリングの表情が面白すぎてずっと見てられる。
「人形」と「人間」界が繋がっている設定に感心すらしてしまったけど、バービーが人間界に行ってからの話がすごかった！視線や言葉が露骨でヒヤヒヤするかと思えば、ケンの興奮ぷりに笑わせられた。ここら辺の見せ方が、もう人間界に対する皮肉たっぷりで、全てがブラックコメディに見えてきた。ようやく元の世界に戻れたかと思えば、そこでもブラックコメディ発動してて、「可愛い」映画ではなくなっちゃった。
メッセージ性が高くて、そういう意味では「良い」映画だと思うんだけど、ここまで全編に渡って皮肉をきかせるという作りに驚いた。「女性あるある」にわかる〜！となりつつ、正直、お腹いっぱいになったところで、「主体性」をキーワードにしたのはとっても良い！「女性が…」ばかりで、「ケンはどうなる…？」と思っていたから、ケンを蔑ろにしない終わり方は凄く良かった。「○○らしさ」にも切り込みを入れていて抜かりない…。
「人形あるある」を堪能できただけでも、非常に楽しい映画でした！
ただ、個人的にヒヤッとしたところがあって、BBCドラマ「高慢と偏見」を何周も見ている私ってイタイ女…？、と途中で冷や汗・真顔になった。
