実は前情報から勝手に想像して、期待値がまぁまぁ低かったので、「あれ？意外にいいじゃん？」ってなった
普段個人的には苦手に感じやすい要素が、逆にらしさに繋がり、映画共通のテーマには沿っているので許容でき、
かつその切り口にちょこちょこ予想を裏切られる目新しさがあったのが高評価ポイント。
例えば、物事の運び方はだいぶテンポ良すぎるし、描写のコントラストはかなり意識的につけられてて、主語が大きい語り方をしてるけど、
やっぱりポップでカラフルかつ資本主義の権化みたいな立ち位置のBarbie人形にはマッチしてるし、
爪先立ち・セルライト・食事やヘアセットの非現実感の描写は面白くて、
馬？！、死の意識？、など予想外なぶっ飛び方も楽しめた。
かつ、昨今Barbieを取り巻く議論も、まぁ程よく取り入れているものの衒学的・押し付けがましい感じはそんなにないかな
結局は、「実はかなりコメディ映画よりのユーモアセンス、の割には作りは丁寧かしら…？」というような曖昧な感想に落ち着きました。
