いぬごろう

バービーのいぬごろうのレビュー・感想・評価

バービー(2023年製作の映画)
5.0
社会進出バービーや人種や多様性に配慮したバービーが街に溢れている中、主人公はブロンド白人女性のいわゆる"定番バービー"。ある日彼女には芽生えるはずの無い"死"の悩みが訪れ、動揺から放たれる台詞「私は定番のバービーで深く考えるタイプじゃない」←120分間ずっとこの切れ味。
皮肉と風刺がてんこ盛りで、大きな口から白い歯を覗かせるマーゴットロビーがいかにもステレオタイプ的でハマってる。
見せかけのポリコレに対するアンチーゼを込めたポリコレ映画と思いました。混乱の時代だからこそ生まれた作品だけど素直に痛快で面白い。