ジャズが流れている
ジョーペシとデ.ニーロの会話のカットバック
何十年観てきたんだろう
嬉しくてニコニコしてしまう
自分にとっては映画の原体験のひとつであることは間違いない
なかなかの長尺。
しかしひとの一生を語るのに
2時間では足りない
で、3時間半なら足りるのかと言われれば
それはわかりません
わかっていることは
この作品の後半はすこしも長くはなかったということ
乱暴な言い方をすれば
どんな人生もこんなもんで
良いことも悪いことも
やりすぎたこともやれなかったことも
愛されたことも愛されなかったことも
それはいっぼんの良い映画を観たような
いっぼんの忘れられない小説を読んだような
そんなもんだ
と思う
デ、ニーロが暗殺するとき
銃をもって2、3歩小走りに近づくのが好きだ
スコセッシは少しも衰えず
いよいよ終盤を迎えている。