マーベル大好き

ノクターナル・アニマルズのマーベル大好きのレビュー・感想・評価

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)
3.9
本年30作目。

凄いものを見てしまった。
オープニングからラストまでどんどん引き込まれた。

スーザン(エイミーアダムス)はアートギャラリーのオーナーを務めており夫で会社を経営しているハットンと召使いのいる大きな屋敷に住んでいた。
最近あまり関係の良くない夫と向き合うため週末にビーチに2人きりで行くことを提案するが大事な商談があると断られてしまう。
ビーチで夫と2人で過ごそうと召使いに休暇を与えていたため予定がなくなり家で1人になったスーザンは、元夫で教師をしつつ芽の出ない小説家だったエドワード(ジェイクギレンホール)から送られてきた小説『ノクターナルアニマルズ(夜の獣たち)』の構正刷りを読み始め冒頭の〝スーザンに捧げる〟という言葉に目を留める。
そして小説の衝撃的な展開に息をのんだ。


まずはオープニングに度肝を抜かれる。一体これから何を観せられるのだろうとかなり不安になる衝撃的な映像だ。

おそらく主人公のスーザンが騙されたように視聴者も騙されていた。エドワードのいわんとすること。小説の主人公はエドワードではない。これは彼女のストーリーだろう。そして彼女は彼女の母親と一緒だったということ。とても奥の深いサスペンス作品だった。