ニカイドウ

パージ:大統領令のニカイドウのレビュー・感想・評価

パージ:大統領令(2016年製作の映画)
4.5
面白いっ!!娯楽作品としてかなり面白い作品になってて嬉しくなった。
1作目とは全く違う。
2作目とも違う。
けど、主役のレオって2作目の主役やん!
そうか、パージ期間中に人殺しても罪には問われへんから殺人犯ではないってことか。でも大統領候補の護衛とは、かなりの出世やな。
3作目にして声を大にして面白いと言える理由は、守るための戦いって所やと思う。しかも、パージ廃止を目的としてるローン上院議員を守り、パージ廃止へと持ち込む戦い。
1作目、2作目とは違い、ローンとレオの元に集うのは有能な人材ばかり!!
完全な娯楽作品のノリ!
前回まではパージは空気くらい普通に世界に存在してた。逃れられへんから、やり過ごすか参加するしか無かった。
そこへ来て、今回はパージを作った「新しい建国の父」対パージ反対派「ローン上院議員」という、パージを無くすための希望が置かれた。
…俺が日本人やからかな?
正直、政治家が変わった所で生活が良くなるとは思われへん。誰でも同じって諦めてる。
現実で希望はフィクション…
だからやろうな。
『パージ:大統領令』 はフィクションとして、希望を守る戦いとして、悪人を悪人として楽しみ、パージの犠牲者を必要な犠牲として楽しめたんやと思う。
しかも「生かすか?殺すか?」のテーマも程よく盛り込まれている。
テーマ重視の1作目、どっちつかずの2作目とは別作品として割り切って楽しめる反面、上記のテーマを共有してて統一されてる部分もあるのが面白い。
電飾バリバリカーのチョコバー女子高生を主人公にしたスピンオフが観たい。そこに1作目のアイツも出て来たらめっちゃ面白くなりそうじゃない?パージでの悪対悪の戦いとか観たくない?
タイトルは、『パージ:ダークサイド』とか。
最後に、日本人には分かれへん事がもう一つ。
アメリカでは金持ちは悪で、黒人は底辺なのか?
『ゲット・アウト』のメイドの人出てた。
あと、パージの日って祝日やねんな。
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