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ミカドロイドのEirainのレビュー・感想・評価

ミカドロイド(1991年製作の映画)
2.8
小中学生の頃、ケーブルテレビで放映されていたのを偶然目にしたのが出会い。内容に関して記憶しているのは「暗くて不気味だった」くらいのものだが、『ミカドロイド』―――ただそのタイトルだけは鮮明に記憶していた。ということで、約25年振りにヤツと再会することに―――。

第二次世界大戦末期の日本で密かに研究開発が進められていた改造人間兵器「百二十四式特殊装甲兵"ジンラ號"」。戦況悪化に伴い開発が中止となり、研究に関する全てが抹消されるはずだったが・・・。終戦から時が経ち、元号が昭和から平成となった日本に今、大戦の"遺物"が甦る―――。

"ジンラ號"の造形始めとした特撮映像や妙な味わいのある演出(機関銃で蜂の巣にされても素晴らしいバランスでスケボーに乗ってたり、血塗れ裸体になって壁画の一部になったり...etc)が魅力的。俳優の演技やストーリー展開等、内容としてはとてもとても褒められた出来ではないのだが、何故か不快な気持ちにならない不思議。CGでは得られない"特撮"の味わい深さがここにある!

庵野監督、『シン・ミカドロイド』作りませんか?
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