「シッコ」の国民皆保険の話で触れた他国の優れた社会システムを参考にしようって考えの拡大版。ドキュメンタリーの面白さのひとつは、知らないことを知ることで目から鱗な体験ができること。
学力世界一のフィンランドの教育方針は無理に教育しないこと！。
フランス、イタリア、堅苦しいイメージドイツですら人生は楽しみためにあるし、そのほうが効率も良いし問題も起こらないという姿勢で社員への福利厚生が行き届いている。
ノルウェーの刑務所は、罰を与える場所ではなく、社会に復帰するための場所。
ポルトガルでは、麻薬を合法化することで麻薬戦争に勝利した。
ドイツの学校では毎日のように過去の蛮行を生徒に教えて真摯に歴史に向き合っている。
これらの事実は、アメリカだけじゃなくどっかの極東の島国にも痛切な皮肉として響く。
ブラック企業が社員を過労死させ、政治家のような公人ですら過去に向き合わず、歴史修正主義者の本がベストセラーになる。一度の過ちでフルボッコにされ人生滅茶苦茶になる。資源も産業もろくにない国が内弁慶決め込んでるうちに、世界はドンドン先にすすんでいる。映画界もいつまでガラパゴスでいるつもりなのか？。
