田舎の中学3年生のなんでもないような日常と、特別な出来事。
小さい頃からずーっと一緒だった幼馴染のエツとマサの、思春期特有のもどかしくて甘酸っぱい距離感のお話。
すっごいリアルだったなぁ。男同士のふざけ合ってる感じとかめちゃくちゃ中学生。「神仏」を「かみぼとけ」とか、「願をかける」を「ねがいをかける」とか読み間違いを直される国語の授業なんかリアル過ぎる。
男子って思春期になるとマジで無口になる奴いるんだよね。本当小学校までバカみたいだったのに急になんも喋らなくなる奴がいる。それが女の子たちから「大人っぽい」とかキャーキャー言われてるの腹立たしかったなぁ…笑。
きっと自意識の塊になっちゃって、上手く自分を表現できなくなっちゃうんだろうな。前はもっと話してくれたのにって思っちゃうエツの気持ちがよくわかる。
"宇宙人より遠い"
初めてマサの気持ちに気が付いて、でもどう受け止めたらいいかわからなくて、友達がマサのこと好きになっちゃって…。あ〜青春ぽいなぁ。クボミカちゃんが妙に美少女なのがまた上手い。
逃げてばっかだったけど、やっぱりちゃんと気にかけててくれてて、恥ずかしくてもちゃんと話すって大事だな。
気がつけば2人とも上靴なのが可愛すぎてもう!ラストシーンの後ろ姿が素敵。