連続殺人犯を追うジョン(ジェームズ・ウッズ)と刑事役を願望するニック(マイケル・J・フォックス)のハチャメチャバディ。
ストーリー序盤は、アニメのA・Bパートのような構図。最初はジョンという人物、次にニックという人物を夫々の暮らしを通して見せる。また、ジョンならニック、ニックならジョンと、夫々が抱いている偏見を兼ねた人物像について見せる。そして、アニメで言うCパートで2人が出会う。
そんなアニメ第1話のような導入。それが非常に私好みでした。それと共に、ニックの所をワンカット風に撮っているのが本当に好きで、これは私の好きなテイストの作品だ!と確信を持てました。
先程綴った導入以降も好きな展開の連続。刑事と俳優が互いに持つユーモアが衝突し合ったり、2人でフロッグドッグを食べたり… 凸凹すぎる2人だけど、どこか応援したくなるコンビ芸人のような感覚が、そこにありました。ラストでジョンが放つひと言に、2人の全てが詰まっているような気がしました、いやそうに違いない。映画ドラえもん・宇宙小戦争の5人が出来杉に言った「聞きたい?」みたいに。
全体を通して楽しめましたが、もっと連続殺人犯との対決が見たかったのが本音。最後になりますが、犯人役がドントブリーズの盲目おじさんと同じ、スティーヴン・ラングで驚きました。