鰹よろし

ボルケーノ・シティの鰹よろしのレビュー・感想・評価

ボルケーノ・シティ(2014年製作の映画)
1.1
 舞台となるロサンゼルスだけでなく、世界中どこもかしこもアポカリプス。地球内部から溶岩(マグマ)ダダ漏れ、移送中(?)の囚人もダダ漏れ。日常が崩壊し、今までの常識が全く通用せず、法や秩序が機能しなくなった世界...

 今まで構築してきたシステムが、築いてきた関係が無に帰そうとする世界において、彼らは何故何の意味も為さないはずの、プロポーズを完遂しようとするのか?...市民の救出を最優先に掲げるのか?...親父を捕まえようとするのか?...赤の他人に手を差し伸べるのか?...といったところがテーマだろうか。

 ただ...、これを描きたいがためにわざわざ創り出された関係性というのが露見してしまっているため、彼らを突き動かすナニカが、彼らの内部にあるものではなく、外部から垂れる見えない糸になってしまっており、ドラマとしても面白味が感じられないのが致命的。この作品はホントにつまらなかった。


「ディープ・コア2002」(2002)...「ソーラー・ストライク セカンド・メルトダウン」(2006)...「アルマゲドン2010」(2010)...「ブロークン・ダークネス」(2017)...
鰹よろし

鰹よろし