怒れるジジイ

ハッピーエンドの選び方の怒れるジジイのレビュー・感想・評価

ハッピーエンドの選び方(2014年製作の映画)
5.0
パッケージに騙されるな!

安楽死装置を作ったおじいちゃん...ヒューマン

笑って泣けてキュートみたいな雰囲気をかもす予告とパッケージ。中身とかけ離れてる。わざとか?

すんごい重くて悲しくて辛くて切ないストーリー。すごい泣いた。泣きっぱなしだった。老いるのが怖くなった。

長く苦しい闘病。望まない延命治療。緩和されない痛み。死んで楽になりたい。殺して楽にしてあげたい。愛ゆえに。逝く者と残される者。皆に訪れる最期。大切な人の死。自分の死。

「尊厳死は殺人」「死を選ぶことは悪」果たして本当にそうだろうか?生きることが辛い人がいる。楽しく生きられなくなってしまった人がいる。「生きろ」という言葉に苦しめられる人がいる。もう生きたく無い人がいる。

「自分の最期を自分で決めること」がハッピーな人だっている。

邦題も予告も...だけどこの作品は最高。