人という生き物は「いつかは死ぬんだと」
知った上で生きている、イルカに尋ねた事は無いがおそらく知っているのは人間ぐらいだろう。自己の持つ価値観や何だか解らない物などをそう思って旅立ちたいと思う気持ちには共感する。不愉快にも寿命を長く健康に等とする長寿大国日本を!と言う風潮では、この作品のテーマは"どこ吹く風ぐらいのものだろうか。死は近づくと向き合うが、死が遠ければ考えもせず。この作品はその遠い死を見つめる事で死に向き合うきっかけを投げかけている。当たり前の様に流れている毎日とは決して永遠では無い。