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SUMMER GOODBYEのドクターのレビュー・感想・評価

SUMMER GOODBYE(2015年製作の映画)
4.0
下北沢トリウッドで、試写会鑑賞してきました。
この映画予告で観て気になっていたのですが、良いショートムービーだったなぁ。
若い頃の淡い恋愛模様を思い出せてくれる作品でした。

僕的には、主人公の男の子の抱える悩みわかりますね。
主要出演者の4人は、ちょっとあり得ないと言っていましたが、このぐらいの優柔不断はあり得るでしょう。

学生時代の淡い恋心を引きずって、現恋人と同棲している主人公。
ある時、地元に帰省した際、前恋人的な子とバッタリ出くわす。
それ以来、優柔不断になる彼氏に彼女は、しびれを切らす。
このぐらいの優柔不断は、許してあげてほしいな。
僕もあり得る気が致しました。

『向日葵の丘』以来、藤井武美さんのファンになってしまった私ですが、ロビーに居た彼女に声を掛けたら、いらしているなと思いました、と。
何と彼女に認識されていました。
ちょっとびっくりした。

監督と出演者のトークショーの後、質問タイムがあったので、ちょこっと監督にしてみました。
「昔、学生時代映画を撮ったこともあるのですが、本当に駄作しか撮れなかった(監督はしたことはなく、僕主導の映画は一本も無いのですが←言い訳 笑。)のですが、是枝監督とお話しした際にも感じたのですが、良い映画監督は割と穏やかなtypeの方が多いように思えます。監督は、映画監督の資質というものをどのように考えられていますか?」といきなり重めの質問をしてしまいました 苦笑。
答えに、「映画監督は、穏やかな中にも胸に熱いものを持った人が多い」という趣旨の回答がありました。

なるほど。
大体想定通りの回答でした。
僕も穏やかで、内に秘める熱いものがある方が映画監督に向いていると思います。
僕は、割と日々熱すぎて向いてないな。。。
映画監督は目指してないけど。。。

正直、何か僕も藤井武美さんが上映後登壇された際、僕に気が付いたような気がしたんだよな。
何か不思議で嬉しい1日でした。

懐かしい青春時代の淡い思い出に浸らせてくれたこの作品に4.0を付けて締めます。
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