片腕ファルコン

ベートーヴェン通りの死んだ鳩の片腕ファルコンのレビュー・感想・評価

3.7
早めにチケット買って75番目くらいだったのに油断してギリギリ入ってたら立ち見になってしまった。。サミュエル・フラー恐るべし。。

『ホワイト・ドッグ』『ストリート・オブ・ノー・リターン』のB級路線のサミュエル・フラーが好きでしたがこの作品が一番好きかも。

相棒を殺された私立探偵が、原因と思われる美人局の組織と接触するために、自らも美人局のフリをして潜入していく展開!!

スリリングと思いきや、何処かマヌケなシーンが多く爆笑!女性を尾行して映画館に潜入すると『リオ・ブラボー』が上映していて「あ、ジョン・ウェイン!」と笑顔で見入っちゃう私立探偵。子供か!!

その後、組織の仲間入りを果たし一緒に各国のお偉いさんに美人局していく下りが同じパターンでクドイけど面白い!!

最後の決闘も無茶苦茶で面白い。

全部、無茶苦茶なように見えて無駄にカッコいいアングルやカット割でサミュエル・フラーが本当にスゴイ監督だというのが分かります!!

なぜソフト化されていないんだろう。。