せーや

天空の城ラピュタのせーやのレビュー・感想・評価

天空の城ラピュタ(1986年製作の映画)
5.0
朝からラッパ、吹いてみたい。
朝からハトと、戯れてみたい。
空から美女が、降ってきてほしい。

鉱山町で働く少年パズー。
ある日、空から少女が降ってくる。

記念すべきスタジオジブリ第一弾。
今から約30年も前の作品。
うちの親父、当時20歳(どうでもいい)。
うちの母親、当時10歳(どうでもいい)。

宮崎監督は小学生の頃に
ラピュタの原型となる案を考えてたらしい。
やっぱり、少年時代の、あの気持ち。
「冒険」してみたい、という、あの気持ちから生まれたんですね。

まあ、ドーラ一家に入りたいとは思わないし
ムスカに追われたいとは思わないけど(笑)、
パズーになってみたい、と何度も思った。

パズーの日常生活そのものが冒険だよね。
大自然の中、渓谷き暮らし、日の出とともにトランペットを吹きならし、ハトに餌をやり、そして鉱山へと出掛けるのです。
いやいや、パズー、あんたね…。

パズーはシータと出会うことで
天空の城へ向かう冒険へ出るんだけど
そこで出てくるのが、あのムスカ。
そう、全世界の嫌われ者、ムスカ。
大嫌いです。

そしてロボット兵。
あんなに切ないロボットがいるかい。
あんなに切ない目をしたロボットがいるかね。
泣いたよ。ああ、泣いたよ。

最初から最後まで少年の心をガッシリ掴む、ジブリの冒険モノの最高傑作(のひとつ)。
せーや

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