トーキングヘッズからはじまってもう最高!💘
母親とひねくれた女子二人と息子。
登場人物がみんな一癖あって、それでいてとても愛しく描かれている。
人の数ほどに人生があり、人の数ほどに世界があるということをマイクミルズは示している。
冒頭でも語られているように、それぞれの人に歴史があって、どうしようもない過去があって、でもそれは今のその人を形成している。そう思うとかけがえのないものなんだと思える。
映画の途中途中では、登場人物によって自分のことや周囲のことについて、客観的に語られる。客席の者に考える余地を与えていて、心地よい演出だった。
また、移動する時に、まるでタイムマシンに乗ってるかのような演出がされていた。
なんだか旅に出たくなると思った。
時折用いられる早送りの演出も、一回登場人物たちを俯瞰する役割となっていて、
一つの物語(=一人の人生)を観ているのだ、と客席側に再認識させる
人生をこんなにも愛しく描いていて、ありがとうございます
映画って人生を肯定することができるんだって思えた
トーキングヘッズの世界観にも同じようなところがあって、
曲とも相まって、ずっとこの映像をみていたいって思った
思い出すと涙が出そう