けーご

20センチュリー・ウーマンのけーごのレビュー・感想・評価

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)
3.8
年老いた母親ドロシアと息子のジェイミー。ドロシアは離婚後、息子の父親代わりを探していた。息子が成長するにつれて彼の行動や自分の子育ての仕方に悩んでいたのである。そんな息子のことをよく知るアビーとジュリーにジェイミーの成長を助けるようにお願いをする--


ドロシアの生い立ちを息子のジェイミーが
語るところが息子目線の母親を描いていて、すごく良かった。そしてまた母も息子のことを母親目線で語っている。自分としてはドロシアが思春期の息子の考えていることがわからず苦悩する描写や母親を疎ましく思う思春期のジェイミーの反抗的な態度がすごくリアルだなと思った。

エル・ファニングいきなりくわえタバコで自転車乗って、もう速攻で惹かれるよね。
彼女が演じたジュリーにも抱える悩みがあり、どこにでもいふティーンの女の子感がジェイミーの前で見せる姿とのギャップでぐっと引き込まれた。
彼女は自分の中では、The透明感!どんな役もこなすのに彼女自身は変わらない!
何色にも染まって、何色にも染まらない。すごい矛盾だけど、彼女には観る人をうっとりさせる魅力というか魔力がある。
今回はジェイミーを男にするために色々なことを教える小悪魔風、大人なエルが見れて満足!

この1979年っていう時代とサンタバーバラの美しさを知ってたらもっと楽しめて気持ちも入れてただろうな〜って思えた。
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