片腕ファルコン

劇場版 どついたるねんライブの片腕ファルコンのレビュー・感想・評価

3.8
[どついたるねん]と言っても赤井英和のアレとは一切関係ありません。

バンド[どついたるねん]のライブ映画を『テレクラキャノンボール』で世に知らしめたカンパニー松尾率いる会社ハマジムが撮るという試みです。もちろん普通であるはずがありません。

ライブでは絶対ありえないものが映りこんでいます。
言ってしまうとステージに[どついたるねん]のライブ演奏とAV男優さんと女優さんが…(自主規制)

何でそんな事をするんだろう…ドン引きされている方もいるのでしょう。不思議な事にそこにはエロさや下品さは一切なくポジティブな物しか映ってませんでした。本当です!

汗と煙(花火をぶっぱなして大変な事に…)と精液がほとばしる躍動感。カメラもミスチルとかAKBのようなプロ仕様じゃないんですよ、もうブレブレ。大事なシーンではピンボケしてるし…しかしこれこそがライブ感なのではないでしょうか。

そして何よりメインはバンド[どついたるねん]です。私、名前は知ってましたが曲は知りませんでした。なんて素敵なんですが一発で好きになりましたよ。いろんなジャンルのミクスチャーロックで1曲1曲曲調が違うので終始新鮮に楽しめましたよ!!

エゲツナイ映像から聞こえるその歌詞がとっても良くて
「生きていれば良い事ある」とか連呼してた時には涙出そうになりましたよ。

この異色中の異色コラボ、どうやって収拾させるのかな、と思いきや…そう来ましたか。。スゴイ。カッコイイよ。

3日間の先行上映は立ち見も含めて超満員。パッと見、不快な顔してる人なんて1人もいませんでしたよ。
どエライも見せてもらいました。。