片腕ファルコン

エターナル・マリアの片腕ファルコンのレビュー・感想・評価

エターナル・マリア(2015年製作の映画)
2.8
都内で数回しか不定期上映でされない本作。。

見るべきかスルーすべきか迷ってたけど結局見に行った。
ならば、星美りかが舞台挨拶の時に見るべきだった。。
※僕が見た時は出演したオッサンしか登壇しなかった。。

1人のAV女優の生き様を7人のAV女優が演じるという実験映画。
前例としては『Dr.パルナサスの鏡』や『アイム・ノット・ゼア』などあるっちゃあるのでしょうけど……邦画の低予算としてはかなり珍しいタイプの作風だとは思います。

ただし、7人で演じる意味があまり見いだせなかったんです!!
一応、口元のホクロで統一感を出してはいるものの、おっぱいのサイズはバラつきがあります。いや、コレはまぁいろんなおっぱいが堪能できて良いでしょう。。 ただ7人のうち、ひとりだけ明らかに茶髪ロングヘアーのギャルっぽい子がいて違和感しかなかったです。。
この7人がこういう感情、シチュエーションの時はこの女優!というような法則性は全くなくカット毎に女優が変化していくんです!監督曰く「女優はいろんな顔を持ってるから」との事ですが、、、果たして全くの別人がそれをして再現できているのかどうか疑問。。

ストーリーですが、AV女優という職業を認めない家族やカレシに振り回されるのがメイン。特に2人のカレシがどっちも酷く…DV、ストーカー、仕事やめろ、金をくれ、至れり尽くせり。。

ぼ、僕はAV女優も風俗嬢もキャバ嬢も尊敬してますよ。。むしろそれを否定する男たちはいったいどんな真っ当な生き方してたんだってなりますよ。。

とは言え、コレを見てとある思い出を思い出さずにはいられませぬ。。
僕が田舎の高校に通っていた時…高1の終りからずっと気になってたムチャクチャ可愛い子が同じ学年におりました。。
文系、理系に分けられたため同じクラスになる事はありませんでしたが…天真爛漫なイメージでステキ!高3ではバレー部のキャプテンまで務め、最終的には相当なイケメン君と付き合ってましたわよ!

僕が上京してまもなくして友達から電話が
「俺らの高校にいた○○って子知ってる?」と。
「ん?ちょ、ちょっと分からないかも」と咄嗟にトボけてみせましたが次の一言でそんな小芝居もふっとぶ。。

「その子な、今AV女優なんだって!すごくない?」

最寄りのレンタルビデオ屋に駆け込みましたわよ!!!
さらに驚くべき事に……そのレンタルビデオ屋のランキング、堂々1位となっておりました!!!!!!

あの衝撃ったらないですよ!!!!
好きだったあの子が目の前でAV女優のパッケージとして出てるんですから。

彼女の作品は全部で6本。
しっかり全部見てやりましたよ!!!!女優として短命でしょうか。
ちょい前のAV女優ですからね、体つきが寸胴体型というかあまりエロさを感じないという。。今だったら全く通用しないでしょうね。。

あの子は今どこで何をしてるんでしょうかね…。
元気でやっていればそれでいいのですが…。

※そのAVで何かしたのかって?し、してません。。たぶん。。