TAMU

明日へのTAMUのレビュー・感想・評価

明日へ(2014年製作の映画)
4.3
パートを突然クビになるという私的大事件を扱った本作。様々な年代の庶民に起こりうる葛藤を切り取っており、男女の差こそあるのだが同世代で他人事と思えないし、自分ならどう行動できるか考えさせられること度々。
日本人的には集団での抗議行動への展開は飛躍しすぎではと感じてみたり、セウォル号の件を思い出してお国柄かと考えてみたり。
しかし、その真意「人として扱われたかっただけなんです」というセリフにハッとさせられる。自分がただ親身に感じられないだけなのかもしれない。日韓に長期に渡る例の問題も、この点についての配慮が大いに欠けているのでは、と強く感じた次第。
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