あにちゃん

青い山脈のあにちゃんのレビュー・感想・評価

青い山脈(1949年製作の映画)
2.5
【民主主義に生きる喜び】

戦後の映画が観たくなって、まだ観ていなかった本作をアマプラで。
アマプラのは續も一緒になってるやつなのかな?

ストーリーは、女性教師の姿を追って、当時の日本の封建的な思想に問いかけるもの。
一女子生徒の男子高校生との交際をめぐり、クラスメイトたちは大騒ぎ。偽の恋文を出すが、その事が女性教師にバレて、一大事件となってしまう。激しく動く思春期の心に向き合う女性教師の姿は、周りの人々にも勇気を与えるのであった。

当時の〜とか書いたけど、特に日本は縦社会、出る釘は叩く、そんな文化がまだまだ根強く残ってる。
女子校に行かせる親の理由も大体一緒だしね。(私自身が教師として良い悪いは断定しないが。)
民主主義の国に生きている、という事を意識していなさすぎる人が多すぎる。選挙に行かない、なんていうのはその態度の極みみたいな話。

もっとみんなが自由に生きられる世の中にしていくべきだと感じた。
隣の人に寛容に、そして自分の意見も言いつつ、というスタンスを固いものにしてくれた映画だった。