ゆず塩

レディ・バードのゆず塩のネタバレレビュー・内容・結末

レディ・バード(2017年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

【感想】
妙に見たくなって、『バービー』も公開されるし、と思って鑑賞。
グレタ・ガーウィグ監督作品って結構好きなのかもしれぬ。
他は『若草物語』しか見たこと無いけど。

いやー、面白かった。
主な話の筋はほとんどないけど、キャラクターが良い。
レディ・バードってアン・シャーリーのコーデリア・フィッツジェラルド的な中二ネームかと思ったらそんなわけもなかった。

ティモシー・シャラメは、なんかクズっぽいイケメンだし。
ダニーはいい奴だし。
ビーニー・フェルドスタインはいい奴だし。
シアーシャ・ローナンは、別にいい奴ってわけでもない、どうしようもないけど面白い奴で。
大袈裟なリアクションはないけど、見てて楽しい。

母と娘の話しも、すごく自然で。
お互い愛してるのに、どうしても気持ちが通じ合わない感じが共感しかない。
何で親子ってこうも難しいんでしょう……。

欲を言えば物語の大きな筋が合ったら嬉しいんだけどね。
大きな筋が無くても十分最後まで楽しめるのが、恐ろしい。
ただのべた褒め感想でした。

<追記>
思い出のような映画……と監督のオーディオコメンタリーで表現してて。
なるほど、と思った。ノスタルジックなんだよな。
感覚的には『若草物語』と同じ。
こっちの方が私小説っぽい映画ですけど。
コメンタリー聞いたらさらに好きになってしまった!
ゆず塩

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