「何というか・・精神(こころ)の健康さのようなもの」
2018.7.3 シネマズシャンテにて鑑賞
「フランシス・ハ」を見て主演の女の子が役にはまっているなと感心。自分自身の脚本だったのか‥とその時以来グレタ・ガーヴィグのファン。
グレタ・ガーヴィグの自分探しの旅Part.1が本作。「フランシス・ハ」がPart.2という感じ。
故郷サクラメントでの青春の日々‥母親との葛藤、兄弟との連帯、学校生活のもろもろ、親友との仲たがい、男の子とのあれこれ・・みんな普通の女の子の出会うことなんだろうけど・・彼女の受け止め方はチョット違う。
自分らしく受けとめてグングン前へ進んで行く。
その気持ちの前向きさが心地いいんだね。
離れていくけれど‥母親への愛、サクラメントへの愛が上手にストーリーに生かされている。サクラメントの映像の美しさも余韻を残してくれる。
グレタ・ガーヴィグは自分自身の生き方にくっつきすぎていなくて、自分を客観視出来るところがある。これは映画監督の資質ありか。
前回も今回も名前オチだったけれど、次にどんな映画を構想出来るか。
自身の生き方から離れてどんな題材の映画を撮れるか‥楽しみだ。