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エンパイア レコードのボロロボのレビュー・感想・評価

エンパイア レコード(1995年製作の映画)
3.7
長らくClipしたまま鑑賞の機会に巡り合えなかった当作がCATVで放映されてたので、録画してやっと鑑賞。

一昨日観た『エンパイア・オブ・ライト』に続いて《エンパイア》繋がり😁

レコード/CD販売店を舞台とした、店長とバイト店員たちの群像劇。

それぞれの悩みや苦しみを抱えてもがく若者たちのための貴重な居場所。ぶつかり合ったり、認め合ったり、助け合ったり。
オハナシの大筋はそんな居場所を守る静かな戦い。

優等生な印象の子が抱える闇。
メンヘラな子が見せるタフさ。
優秀な成績で地元からの脱出を試みる。
ドラッグをキメて逃避する。
自分の趣味に没頭する。
背伸びする。
本音を吐き出す。
好きな音楽をかけて踊る。
音楽談義に花が咲く。

マネージャーのジョーはとてもいいオトナだ。
若者たちに世の理を教える厳しさを見せながら、決して彼らを見放さない。そして、分け隔てなく受け入れる懐の広さ、深さ。
若者たちもジョーというオトナを分かっていて、反発しながら言う事は聞く。

冒頭、小さな善行によってルーカスに不思議なチカラが宿ったのか、祝福を受けたのか⁉️

リヴ・タイラー
レネー・ゼルウィガー
当たり前だけど若くて魅力的。

Gwarの登場にビックリ‼️

レコード/CD店という狭い舞台でオハナシは繰り広げられるので、どことなくテレビドラマっぽさもある。

音楽は幅が広い。
レコード/CD店でバイトする若者たちそれぞれの音楽の趣味もバラバラだ。バラバラなようでいて、意外にも相互理解は深く結束は固い。90年代ですでにダイバーシティ。まだ人種的な考慮には至ってないけど。

イマドキだと音楽は配信で楽しむようになっちゃったから、今こういうお店はないんだろうなあ。趣味で経営してる中古ショップくらいなんだろうか。
僕も若かりし頃はレコード店に入り浸って面白そうなレコードを探してた。レコードからCDに代わってからは、店頭でたくさん試聴させてもらって新たな音楽に出会えた。懐かしい。

エンドクレジットにトビー・マグワイアの名前を見つけてさらにオドロキ‼️
でも、彼の登場シーンはカットされたらしい😵
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