走れゎナンバー

プレイの走れゎナンバーのレビュー・感想・評価

プレイ(2011年製作の映画)
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リューベン・オストルンドが尊敬するミヒャエル・ハネケに最も近い作品。『ファニーゲーム』のような、観客はただ観ているだけで登場人物に手助けできないということを再認識させられる。
車両の間に放置されたゆりかごというモチーフにに込められた意味とか考えてしまう。ラストで白人男性2人が黒人少年が盗んだ携帯電話を取り戻す場面とか、事情を知らなければ完全に虐めているようにしか見えない意地悪さ。

電車の中で乗客が黒人少年たちに絡まれるシーンは確実に『コード・アンノウン』のジュリエット・ビノシュがチンピラに絡まれるシーンにインスパイアされている筈。

役者全員がとても演技しているとは思えない自然な振る舞い。
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