ぼっちザうぉっちゃー

たまゆら 卒業写真 第3部 憧 あこがれのぼっちザうぉっちゃーのレビュー・感想・評価

4.1
着々と将来への舵を切っていく周囲に取り残される麻音。
そんな砌に行われた三者面談では、珍しく声を荒げて感情をむき出しにする姿が印象的だった。
あらゆる夢はそのままに大学という明確な展望を見据えることによって、「興味のあることが多すぎる」にさらに拍車がかかる。だがこれが麻音流。

そして竹灯りの優しさに包まれながら吐露するのは、楓の本懐。重大な決断を前に、大切な町と、人の思い出が、その身を切る。

終わりの時が、確かに近づいていた。