Ryoko

この町に生きてのRyokoのレビュー・感想・評価

この町に生きて(2014年製作の映画)
4.0
1970年代後半、アメリカの小さな街で暮らす独身女性アヴェが、母親の死を機に自身の生き方を見つめ直す話。
これが結構な掘り出し物。結末は賛否分かれるかもしれないけど、人の優しさを感じ心温まる良いお話だった。
主人公アヴェは自立心の強い女性。女の幸せは結婚みたいな考えが、彼女の場合は当てはまらない。自分の心に正直で、他人に流されない強さを持っていて逞しいなと思った。炭鉱で働く同級生のジャックとのつかず離れずの微妙な関係が焦れったかった。堅実さや生活力をアピールするジャックと、そんなことより心を満たしてほしいを求めるアヴェ。なんとか折り合って〜と祈りながら見ていた。映画のように完璧な人生はなく、状況はコロコロ変わる、でもそれも良き人生と思える映画。
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