Wakana

ワンダーランド駅でのWakanaのレビュー・感想・評価

ワンダーランド駅で(1998年製作の映画)
3.5
女と男が出会うまでの話。
いくつかの忘れがたい知的なハイライトがあるが、それだけといえばそれだけ。こんなどこか物足りない物語を見ていると、言いたいことがあっても焦らず丁寧に言葉を紡いでいく力ってなかなか高度な技術なんだなあと改めて感じる。
でもたしかに記録したいいくつかのフレーズはあった。たとえば “The real mystery is what keeps two people together after they meet” 「(運命の人と出会う方法が謎なのではなく)真に謎めいているのはどうやってその二人が繋がり続けるかだろ」とか。その観点はちょっと村上春樹の「四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」っぽい。
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