ふぁるこんりえ

犬に名前をつける日のふぁるこんりえのネタバレレビュー・内容・結末

犬に名前をつける日(2015年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

Netflixにて、
小林聡美さん演じる、テレビディレクターの方の、
愛犬が亡くなったことをきっかけに、
犬の命がテーマである、ドキュメンタリーを撮る、
ドキュメンタリーでもありドラマでもある作品

ドキュメンタリー映画を撮ってきた草分け
女性映画監督の渋谷さんの言葉がとても印象的だった。

「勉強するっていってもあっという間、人生
あんまり仰々しく考えないで、とにかくやることよ。あっという間ですよ。
何を強く思って生きていくか。」

想像を超える、遠慮なく、残酷な現実が映っていた。
でも、いつみても、犬さんたちは本当に可愛くて、
癒しや可愛いさ、無垢材を感じながら、
現実の悲しさに涙が出ました。

捨て犬や猫が集まる動物愛護センター
殺処分されるまで期限がある。
その中でも、少しでも救える命を見つけようと、ボランティアの方たちが引き取り、
保護犬の譲渡会まで預けれる方ボランティアの方に引き受けてもらったり。
譲渡会では、結構シビアなところがあり、
引き取ってくれるなら、誰でもではなく、
救えた命を、もう安心して暮らせる為に、
飼い主になるかたの適性を極めていた。

有名な、広島にある殺処分対象の犬猫を“全部”引き取る、
犬猫みなしご親衛隊の方々
ダックスフンドのシーンがあり、
繁殖屋の悲惨な現状をしる。
真っ白子を産ませるために、近親者と何度も繁殖させたり、
そのため、盲目だったり、障害を負う。
また繁殖することにより、多くの犬は心を失うという。
排泄しても、片付けられず、ただ新聞紙を重ねるだけ。その繰り返しなど。

東日本大震災で、人間は避難しているのに、放棄される動物たち

同じ時期に、周りでペットショップで多額なお金を出し、
ペット可ではない環境で犬を飼う人がいた。
びっくりした。
そんなことで、本当にちゃんと最後まで共に生きるのかなぁ?と。
犬が好きだから、会いに行きたいけど、複雑な気持ちでいい気分になれなかった。
ボランティアの方も仰っていたが、
結局、その犬や猫を飼ってしまうから、ブリーダーという職業が成り立ってしまう。
日本からもペットショップがなくなれば良いのに。

私は小学校四年生の頃に、
ミニチュアダックスフンドの女の子、ここちゃんが家族になりました。
その頃まだ無知で、保護犬を引き取るという知識がなかったです。
その子は、知り合いの方に頼み、
犬種と性別を伝え、
決まった日に動物病院へ家族で行ったら、
ここちゃんが居ました。
最初会った時、ここちゃん震えていたなぁ。

人間中心の世の中は、とても悲惨だった。
そんな中コロナ。
誰もが映画の中にいるんじゃないかと思うぐらい、
不思議な今までにない感覚だった。
このきっかけを機に、
私たち人間は世の中を良い方向に変えれませんか?
私はどうかなぁ。