読書感想文ひとり

犬に名前をつける日の読書感想文ひとりのレビュー・感想・評価

犬に名前をつける日(2015年製作の映画)
4.8
犬猫もの、だいたいああ可哀想、で終わる。
ただの感情に訴える御涙頂戴映画とならず、でもまっすぐに来る映画となったのは小林聡美主演であるからだろう。

この人達がいるから、安心
って思ってはいけない。次から次へと、いくら処分の数が減っているとは言えど、助けても助けても、生なき保護対象殺処分対象はやってくる。そういう社会を変えるのは生産者や悪質ブリーダーだけのせいではなく、圧倒的にマジョリティである消費者、わたしたちだ。
消費って言い方も、ああなんか変だ。

こんなにも誰か(動物)が誰か(私たちに)に眼差しに、胸が痛くなったり熱くなったりできる。