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残酷で異常のhynonのネタバレレビュー・内容・結末

残酷で異常(2014年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

こんなタイムループは嫌だ!

死後の世界で、自分が殺人を犯した1日を何度も繰り返し体験しなければならない主人公。

時空が歪む話は大好き。
繰り返すからには主人公に何らかの気づきがあり、行動の変化があり、その結果、物語が変わらなくてはならない。
「ハッピー・デス・デイ」や「シャッフル」にも似たストーリー。

低予算だけど脚本が面白いシチュエーションスリラー、という感じ。
地味なシチュエーションスリラーが好きな人じゃないとつまらなく感じるかも。

既視感はある。
既に死んでいた主人公、繰り返されるタイムリープ、テレビ越しに話しかける謎の人物、徘徊する死者、ドアを開けると異空間、など…みんなどっかで見たことある。

でも最後はどうまとめるのかな?っていうのはわからなくて、二転三転の展開で面白かった。

この話は生きてる人間にも当てはまるのかも、なんて思ったり。
毎日毎日、死んだように同じ日々を繰り返していたら、気づきもないし現状も変わらない。
自分を省みて、他人の気持ちを思いやり、新たな気持ちで言動を改めることで、状況は好転していく。

これはいちおうハッピーエンド…と言えるのかな。
最後のドヤ顔…笑
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