ユウト

モンタナの風に抱かれてのユウトのレビュー・感想・評価

モンタナの風に抱かれて(1998年製作の映画)
5.0
ロバート・レッドフォードが主演監督した作品の中で最高傑作。
そう観るたびに実感する。
劇場で観たときはモンタナの大地をレッドフォードと共に馬に乗り、その風と鼓動を感じた。

本作はスクリーンサイズが途中で替わるが、リリースされたDVDは画面があまりにも小さく、せっかくのモンタナの大地も広がりがない。
画質も悪い。
アメリカではBlu-rayが発売されているが、この点はクリアされているのか。
(撮影が素晴らしいが人気作ではないので4K ULTRA HDのリリースは夢のまた夢だろう。)

見える傷とみえない傷。
レッドフォードは俳優でも監督でも、みえない傷をみようとしている。
そのまなざし。
本作は見える傷だけではない、決して解消しない心の傷を僅かずつでも己で、寄り添っていく、その哀しみをみつめる。
ユウト

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