トムヤムくん

モンタナの風に抱かれてのトムヤムくんのレビュー・感想・評価

モンタナの風に抱かれて(1998年製作の映画)
3.5
明日、午前十時の映画祭で『リバー・ランズ・スルー・イット』を見るので、自然豊かで若干似たような雰囲気の本作を鑑賞。

乗馬中の事故で親友と片足を失った少女の心を癒すために、母とホースウィスパラー(馬の心がわかるらしい)の男が奮闘する話。

ロバート・レッドフォード作品特有の人間の心の中を覗き込むような作風と、モンタナの綺麗な大自然がめちゃくちゃ相性良くてびっくりした。特にスカーレット・ヨハンソンが子役ながらにめちゃくちゃ演技が上手い。プロットはほとんど『普通の人々』×『リバー・ランズ・スルー・イット』なんだけど、こんなにも全然違う作品に見えるとは。

ただ流石に長い。長すぎる。絶対もっと短くできる。母親の不倫のエピソードなんかは必要なかったと思う。この瞬間だけテーマがブレていた気がする。