Yuri

ダウンサイズのYuriのネタバレレビュー・内容・結末

ダウンサイズ(2017年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

小さくなったら誰もがお金持ちで環境に優しいという発想勝ちな作品で、そこから人権問題、地球問題などに繋げていくのは綺麗な流れで、面白かったです。しかし、最初の設定の段階で、「ん?人工の半分は大きいサイズのままじゃないと小さいサイズはお金持ちになれないよね?小さいサイズの裕福を大きいサイズが補填することになるよね?」という大穴に気付いてしまってからは、明るい未来はない技術というか、どうして彼らは気付かずに進めているんだろう?というところばかり気になってしまいました。誰もが大きいサイズの所持金で一生安泰のはずが、腕利きの医者はいない、病気になったら終わり、スラムみたいな低所得者層のエリアが依然としてあるとか、ツッコミどころ満載のシステムですし(>_<)仮に、お墓に入れる時だけ小さくするとか、本作にも出てきましたが、刑の一環としての活用ならアリかなとも思いましたけど。でも、自然に触れられなくなる生き方は嫌かなぁ。コロナ問題で自然の重要性をひしひしと実感している今だから余計に感じてしまいました。あと2時間超えているけど、劇的な展開はないので、もう少しコンパクトにまとめて欲しかったです。
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