日本の選挙と大きく違うのは「ナチスと関わっているかどうかで支持率が大きく変化すること」を痛感した作品でした。
南米ボリビアの大統領選において泡沫候補の選挙プランナーになったアメリカ人の主人公が支持率を少しでも上げようといろいろと策を練ってはやっていき、最終的には主要候補になっていき、そして。
冒頭のナチスの件ですが、日本だとナチス親衛隊の軍服を着て演説でもしない限り支持率下がらないですよね…日本はナチスからの被害が少ないせいもありますが…今年に入ってJリーグの某クラブのサポーターがナチス親衛隊SSのロゴを彷彿とさせる旗を使用してましたが、サッカーファンの一部は「何がいけないの?」とポカンとしてたんですよね…そういう輩には「炎628を観てから同じこと言える?」と言いたいですねぇ…
クラウス・バルビーという人の名前が出てきましたが、彼はナチス親衛隊では「リヨンの虐殺者」と呼ばれたくらいの人物で、戦後はフランス政府の引き渡し要求をアメリカが断ってボリビアで左翼思想の人達への弾圧に暗躍した悪者でした。
それにしてもアメリカに振り回されっぱなしですね、ボリビアも…