たくや

キャノンフィルムズ爆走風雲録のたくやのレビュー・感想・評価

3.5
劇中のメナヘム監督の言葉。
『映画しかやらないこと。自分の全てを映画に捧げなければ…(中略)…他のことは全て忘れて。』→まさに映画制作の鑑🥺
 

80年代のハリウッドで大旋風を巻き起こし、B級映画製作配給がメインだった映画会社『キャノンフィルムズ』の栄光と衰退をを描くドキュメンタリー。

キャノンフィルムズは質より量で勝負し、なにより持ち前の交渉力や営業力を活かし、ハリウッドの大手会社を越える勢いだった。
ロジャー・コーマン監督やトロマ映画に似てるけど違う。彼らは本当にハリウッドを牛耳るつもりだったのだ。
彼らはB級路線で道を切り開いたから、なんて夢のある話なんだ!と思った。

なんと!あの腕相撲映画『オーバー・ザ・トップ』を作った監督と会社ですよ!?
もしハリウッドのトップになってたら、大変なことになってたよ!笑


B級映画というかマイナー映画はあるべき存在だし、創作の多様性そのものである。だからこそ、もっと売れるべきだし、注目されるべき。
由緒正しいアート系や良いヒューマン映画もいいけど、バチバチのアクションも楽しいんだ!!

自分はずっとマイナー映画を応援し続けますよ👊😄📢👻💥


~追記~
ヴァンダムの起用理由のくだりは夢そのもの。すげーカッコいい話だったな☺️
たくや

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