ぺむぺる

クリープのぺむぺるのレビュー・感想・評価

クリープ(2014年製作の映画)
3.0
とある男の1日を撮影することになったカメラマン。ともに時間を過ごすうちに、男の奇行が気になってくる。一杯1000円するコーヒーのように、こちらに余裕がないとうまく味わえない映画。醸し出されるいやぁな空気はたしかに絶品なのだが、そのために耐えねばならない退屈さも相当なものである。

【以下ネタバレあり】

ロングショットの殺人シーンって、不気味でかなりいいなと最近気づいた。これから起こる惨劇との間にある「間」がゾクゾクする。何が起こるか予測がつくのになすすべのない感じや、目を逸らしたいのに逸らせない感じが、自分を〈目撃者〉然とした気分にさせるのかもしれない。たとえば映画「フッテージ」の冒頭
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